Concept
私たちすばるは、北海道津別町の農業法⼈として⽴ち上がりました。地域の農家が⼀つになり、この地域で⽣まれたいくつもの作物の⼀つ⼀つ、その⼀粒⼀粒までもを輝くものにしていきたい。そんな思いで、私たちは⽣まれ今も直向きに、農業に向き合っています。夜空に無数に広がり⽬には映らなくとも輝く星のように。私たちは、全ての⼩さな稔を輝かせていきます。
私たちすばるは北海道津別町の農業法⼈として⽴ち上がりました。地域の農家が⼀つになりこの地域で⽣まれたいくつもの作物の⼀つ⼀つ、その⼀粒⼀粒までもを輝くものにしていきたい。そんな思いで、私たちは⽣まれ今も直向きに、農業に向き合っています。夜空に無数に広がり⽬には映らなくとも輝く星のように私たちは、全ての⼩さな稔を輝かせていきます。
私たちが農業を営み暮らしている街は、人口約4,000人の田舎町です。山の裾野には小さな川が流れ、沢が広がる豊かな自然の中で私たちは農業をしています。農業は一般的に、広く開かれた土地、多くの人がイメージする北海道の壮大で果てしなく広がる地形の方が向いているとされていますが、私たちが向き合っている農地は決してそうではありません。入り組んで起伏があり川にもぶつかる地形であっても私たちの先祖はその土地に夢や暮らしを託し、今の時代まで農業を続けてきました。今を生きる私たちは、苦労の末にこの土地を切り拓いた人々の思いを心から尊敬しています。「どんな場所でも、良いものや人を幸せにするものが作れるんだ」という先人の思いを時代を超えて伝えていきたい、そんな思いを持っています。ここで作られる食べ物が場所を超えて人を幸せにする、農業だからこそできる素晴らしさや仕事の希望を、子供たちにも伝え、誇れる仕事として引き継がれていく事を願って、地域の農家が集まりすばるは生まれました。大量生産だけでは語ることのできない私たちの農業の素晴らしさを、小麦づくりを中心にこれからもたくさんの人に伝えていきます。
「すばる」はもともと牡牛座にある星の集まりで、無数にある星団の中でいくつかの星が連なり、いつも宇宙で輝き続けています。私たちすばるも、農業生産法人として地域の農家が集まり誕生した組織です。すばるのロゴには、私たち農家が皆で力を合わせて輝き続けるという思い、地域が農業によって輝き続けてほしいという願い、そして、無数に作られる小麦が、すばるのように輝くものであってほしいという願いが込められています。パンや麺類、たくさんのものに小麦が使われ、小麦の一粒一粒を意識することは少ないかもしれませんが、目には見えない星が宇宙を作っているのと同じように、加工された製品であっても、その源には一粒一粒の小麦があり、それを育てた作り手がいる事を思い出してほしい、それこそが、このロゴに込めた願いです。
私たちの農地は、山のふもとの沢や河川沿いの敷地で、良質の土を維持しにくい、石も混じる、効率を上げることも難しい条件不立地と言われる農地です。だからこそ、どのようにすれば農業が続けられるかを人一倍悩み、生産量と品質を高めていく姿勢と、知恵が蓄積されています。
私たちの農業技術の根幹には、条件不立地の農地でひたすらに農業に向き合い、技術と生産性を追求してきた歴史があります。なので、地形的な不利や離れた農地であっても、生産性を維持しながら農地を守り続けることができます。さらに、こうした技術と生産性に裏打ちされた経営規模があるからこそ、さらなる農地拡張を進めることで、地域の基盤である農業と農地を維持する事ができます。そして、この広大な農地があるからこそ、新しい品種にチャレンジすることや、原種専用の圃場を確保すること、多数の品種を同時に生産することなど、多様な生産を実現する事ができます。
一般的に小麦の乾燥調整は、地域の農家が協力し、農協を通じて運営される施設で管理されます。しかし、すばるでは独自の乾燥調整機を稼働させ、自社の方針に沿った方法で小麦を貯蔵できる体制を整えています。それにより、たくさんの品種を自社で安定的に貯蔵し、品質を管理することができるようになり、様々な品種の生産に挑戦する事ができます。多品種を生産するためには、品種が混ざってしまわないよう、コンバインや乾燥機、その他設備、保管場所の清掃を徹底することが重要です。また、圃場ごとの管理を徹底するだけでなく、各品種の特性を理解し、成熟の違いを見極めなど、より多くの育成技術と知識が求められます。
私たちは、小麦にこだわる農家としてのポリシーがあり、美味しいと言って食べてくれる人がいる限り、この小麦で製品を作りたいと思う人がいる限り、その品種を大切に守り続けたいという思いがあります。地域が一体となって政策的に品種を選んでいく中で、私たちはそのポリシーを守るために、「原種づくり」からも小麦づくりに向き合っています。例えば、主に麺として使われる”つるきち”は、種になる前々の「原原種」から、主にパンに使われる”キタノカオリ”は、種の前段階の「原種」から生産し、その品種を維持し続けています。
社 名
有限会社すばる
設立年月
平成13年1月
所在地
〒 092-0354 網走郡津別町字双葉10番地
〒 092-0354網走郡津別町字双葉10番地
tel
0152-75-8111
fax
0152-75-8112
資本金
560万円
従業員数
5名
主な取引先
JAつべつ
農地面積
130ha
生産物
小麦、加工馬鈴薯、食用馬鈴薯、甜菜(ビート)、大豆、そば
小麦加工馬鈴薯食用馬鈴薯甜菜(ビート)大豆そば
主要設備
小麦乾燥調整施設、そば乾燥施設、農業用倉庫等
小麦乾燥調整施設そば乾燥施設農業用倉庫等
北海道は日本最大の小麦生産地であり、国内生産量の約6割を占めています。冷涼な気候と広大な農地が小麦栽培に適しており、「春まき小麦」と「秋まき小麦」の両方が栽培されています。特に秋まき小麦は、パンや麺類の製造に適しており、高品質な国産小麦として評価されています。すばるでは、小麦づくりにポリシーを持ち、独自の原種管理を通じて「つるきち」や「きたのかおり」などの生産を維持しています。
ビートはてんさいとも呼ばれ、主に砂糖の原料として利用される作物です。北海道は日本国内で唯一のビート生産地で、寒冷な気候が適しているため、全国の砂糖生産の約8割を北海道が占めています。ビートは春に種をまき、秋に収穫される根菜で、根の部分に糖分を蓄えます。収穫後は製糖工場で加工され、グラニュー糖や上白糖のほか、天然のオリゴ糖を含む「てんさい糖」としても販売されます。
北海道は日本最大の馬鈴薯(じゃがいも)生産地であり、その中でも加工向けの馬鈴薯は主にポテトチップス、フライドポテト、でん粉(片栗粉)などの原料として使われ、重要な役割を担っています。品種は加工適性に優れたものが選ばれ、北海道の冷涼な気候は病害の発生を抑え、でん粉含量の高い馬鈴薯を生産するのに適しています。収穫された馬鈴薯は、全国の食品メーカーへ供給されますが、特にポテトチップス用のじゃがいもは国内市場の大部分を北海道産が占めています。
北海道は日本最大の馬鈴薯(じゃがいも)生産地であり、国内生産量の約8割を占めています。冷涼な気候と広大な農地が栽培に適しており、多様な品種が育てられています。代表的な品種には、煮崩れしにくい「男爵」、ホクホクした食感の「キタアカリ」、揚げ物に適した「メークイン」、などがあります。
北海道、オホーツクは冷涼な気候と広大な農地が大豆栽培に適しており、高品質な国産大豆が生産されています。代表的な品種には、大粒で甘みのある品種、豆腐や味噌に適した品種、納豆向けなどの品種から、豆腐、味噌、納豆、醤油等日本の食文化を支えています。
世界的な気候変動や気温の変化により、近年、北海道でもそば栽培の可能性が見出されています。特に、小麦生産とも相性がよく、輪作にも組み込めることから、今後の主力生産品目として注目しています。
有限会社すばる〒 092-0354北海道網走郡津別町字双葉10番地